子どもたちが良い刺激をたくさんもらえる街
【住まれている方インタビュー・OCTC 山本 章子さん】

ーー武蔵新田・下丸子の街で暮らし始めたきっかけは何ですか?

ずっと大阪に住んでいたのですが、夫の仕事の関係で東京に住むことになり家を探していたところ、夫の会社の方が昔住んでいたこともあって勧められたことがきっかけです。

ーー暮らす中で感じる、この街の好きなところについてお聞かせください。

近くの土手やたくさんの公園など、外遊びできる場所がたくさんあって子どもたちがのびのびしている姿を見ることができることです。大人数のお友達と集まる時もピクニックできて、子どもと暮らすにはとても住みやすいまちだと思います。 まちに関わる仕事をしているのもあって、このまちでいろんな人たちと出会えることもとても楽しいです。

ーーこの街の好きな場所・景色についてお聞かせください。

家にいることが多くなった今、土手の景色で癒されることが多いですね。土手に立つと多摩川が西側にあって、早朝の月、夕方は夕陽を楽しむことができてお気に入りです。ピクニックや楽器演奏などのアクティビティをしている人がたくさんいて、それも良いなと思っています。
それと、工場の看板が面白いなと思って見ています。愛着の湧くものが多いです(笑)。 また、くりらぼの裏の景色はこの地域特有の景色で良いなと思います。鉄塔を下から見ることのできる家はなかなかないと思うので。

多摩川の土手から見える景色

ーーこの街のお気に入りスポット(お店も含む)についてお聞かせください。

ビストロ武蔵新田は美味しくて利用しています。お店で食べたいところですが、今はテイクアウトもやっているのでクリスマスなどパーティーの際などに、テイクアウトして帰ったりもしています!ほほ肉の赤ワイン煮込みやパテなど、どれも美味しいです。
矢口2丁目公園は保育園の帰りによく行っています。ターザンロープがあって、子どものお気に入りみたいです。
お風呂屋さんがこの地域にはいくつかあって、よく親子で行っています。すごく熱いので下の子は入れず、いつも手だけ入っています(笑)。お風呂上がりにコーヒー牛乳を飲むのが定番です!レモンサワーが売っている銭湯なんかもあって楽しいです。銭湯がたくさんあるのも、工場があるまちだからこそだと思います。

ーーこの街で暮らす中で、モノづくりや工場とはどのような関わりがありますか?

おじいちゃんが大阪で工場をしていたため、元々工場は親しみがある場所ですね。油の匂いや工場の音は懐かしいなと感じますし、なんだかおじいちゃんと喋っているかのような気分になれます。
ママ友パパ友にも工場でお勤めの方が多く、その点でも工場は身近な存在です。子どもがいる家庭にとって、子どもから近い距離で仕事ができることはプラスになるのではないかと思います。
また、廃材を活用する活動はこのまちでないとできないなと思います。工場のまちでしかできないことですし、このような活動に対して工場側が寛容な地域であることも特別な環境であると思っています。子どもたちにとって刺激的なことがたくさんあって良いなと思います。

ーー最後に、これは工場と住宅のある街ならでは、と感じた光景についてお聞かせください

工場に勤めるパパ友が、昼の休憩に子どもと一緒にお昼ご飯を食べている光景を見たときはいいなと思いました。今はリモートワークなどでそのような光景は増えているのかもしれないですが、元々そういったみんながやりたかったことをずっとされていたのだろうなと思います。ひとつの理想的な形なのではないかな、と思っています。
あとは、小野製作所の小野さんという90歳になった今でもこのまちで職人として働いている方がいるのですが、それもものづくりに基盤があるからこそなんだろうなと思っています。いろんな要素が重なり合って今もこのまちで長く仕事を続けることができているのは素敵だなと思います。

多摩川で思う存分走り回ったり、廃材活用の活動など刺激的な経験ができたり…幼少期を過ごすのにとても良い街なんですね。素敵なお話、ありがとうございました!(聞き手:長谷川 帆奈)

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