「ベンチャーフレンドリープロジェクト」とは?

みなさんはじめまして、こんにちは。
私はこのベンチャーフレンドリープロジェクトの発起人で、(有)安久工機の田中宙と言います。
ベンチャーフレンドリープロジェクトとは、創業年数にかかわらず革新的なプロダクトを世に生み出そうとする全ての人=”ハードウェアベンチャー”のモノづくりプロジェクトを積極的に支援することで、ここ大田から「日本一ベンチャーフレンドリーなコミュニティ」を生み出し、大田を、ひいては日本を「革新的なプロダクト開発の聖地」としてリブランディンングしようとする取り組みです。

何を解決したいのか?

大田には専門技術に特化した町工場が密集し、相互の技術を補完し合う「仲間まわし」と呼ばれる自然発生的なモノづくりネットワークが形成されています。
これにより1社では解決が困難な案件でも、高度な技術を持った町工場同士の総合力を発揮することで受注の幅と深さを拡げてきました。

その中には、顧客の仕様や条件が曖昧で”ふんわり”している段階で開発相談を受け、その開発に必要な技術や知見を持つ企業を集めてプロジェクトチームを結成するような「コーディネータ」「HUB企業」の役割を果たす企業も存在します。

このような背景から大田は「研究開発型モノづくりを得意とするマチ」と言われていますが、他方ハードウェアベンチャーから見てどの企業に相談すればいいかを判断するための情報は圧倒的に不足しているのではないでしょうか。

結果としてプロダクト開発・製作をどこかに依頼しようにも、

①ネットでキーワード検索

②出て来た企業のHPを見る
 →ちょっとピンとこない。①に戻る。
 →ここなら頼めるかも。③へ。

③プロジェクトに関連する開発・製作事例がないか探す
 →なんか思ってたのと違う。①に戻る。
 →知見がありそう。④へ。

④問い合わせる
 →あんまりフレンドリーじゃないから進まない。①に戻る。
 →やっと見つけたフレンドリー企業!⑤へ。

⑤開発・製作スタート(本当の勝負はここから)

と、時間もかかり精神的にも疲弊してしまいます。

解決へのアプローチ

必要なことは、シンプルに
・誰がベンチャーフレンドリーなのか?
・彼らに何ができる(た)のか?
を総合的に可視化することだと、私たちは考えます。

「我こそはベンチャーフレンドリー」と名乗る企業が手を挙げコミュニティを形成し、客観的に見えるようにすること。
そして、従来の加工事例や設備紹介だけにとどまらず、どんなプロジェクトに携わり、その結果どんなモノが完成したのかをビジュアル化すること。
こうして、ハードウェアベンチャーが出会うべき企業にいち早く出会える機会を創出する事が私たちの願いです。

またベンチャーフレンドリーな企業を探している企業はベンチャーの方々に限りません。
私たち町工場同士もベンチャーフレンドリーな企業を常に探しています。
高い技術力を持ち、共通のビジョンを持つ企業とのネットワーク構築は私たち町工場自身にとっても最重要課題の一つなのです。

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